エンジン機で離陸前にスワッシュが傾くんですが・・・

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GH-57をエンジン機に使用していますが、離陸前のローター回転を上げている時に、スワッシュがエルロン方向に傾いたり、エレベーター方向に傾いたり、不安定な動きをします。

あて舵を当てると素直に反応しますが、気持ちが悪いです。

パラメーターはデフォルトで、ローターのバランスもとってますし、マスト、スピンドル等は墜落してないので大丈夫と思います。

また、一旦離陸すると、クセもなく自然に飛びます。

どの項目を調整すればいいか教えてください。

ジャイロの固定は同封の両面テープ1枚を使用しています。

原因はスキッドからの振動の跳ね返りです

この症状はエンジンの振動がスキッドを通じで地面に伝わり、反動がスキッドを通じてジャイロのセンサーに伝わることで発生します。

症状としては、接地時に状況によって違う方向に勝手にスワッシュが傾いて行きますが、上空では全く問題がありません。

 

それではこの傾向を解消する方法について

残念ながらパラメーターやセットアップでこの症状を打ち消すことは現状できません。また上空パフォーマンスの低下を招くので、ファームを変更することも困難です。

原因はスキッドを通じて伝わる振動ですので、これを解消することが大切です。


 

1.離陸までの回転を早くしてローターがドラックする振動やエンジンカブリの震度から早く抜けさせる。←追記

2.離陸前にホバリング回転数になるようにスロットルカーブを調整する。←追記

3.スキッドダンパーの直径を大きくする → 地面からの振動の返りを和らげる

4.平らなヘリパッドなどを用意し、デコボコした場所からの離発着を控える → スキッドが直接接地することを避ける

 

などが有効です。

何よりこの症状があることをご理解いただいた上で地上であっても当て舵を打つ、という心の準備をしておいてください。

 

固定用両面テープについて

固定用両面テープは、ご購入時に付属するものと同様のものをご使用頂いても結構です。

注意点としては、

1.しっかりと固定できる接着力があること

2.クッション性が高くないこと

の2点です。

1については当然のことですが、2に関してはクッション性があると機体とは別の固有の共振振動数を持ってしまうからです。

特にエンジン機の場合にはこれがジャイロ効果に影響しますのでご注意下さい。

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コメント: 1
  • #1

    MMP (金曜日, 11 5月 2018 10:43)

    早速お客様からの御経験談をいただきました。 本文説明にも追記しました!
    ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
    私の経験ではエンジン機の離陸舵は離陸するまでにエルロンエレベーターを触ってしまうと舵が残ってそのままですぐに離陸するとコケそうになります。
    特に離陸時にスロットルとエルロンが混ざるので横にコケそうになります。
    後電動機と違い離陸寸前でホバーの回転数になってなくて失速からの舵なのでコケやすくなりましたので、離陸寸前でホバーの回転数になるようにスロットルカーブを設定すると調子良かったです。