プロ仕様の6軸ジャイロを内蔵したREX7のバージョンアップが発表されました。
アップデートの内容
- テレメトリー にStatus(ステータス)情報が追加されました。
ステータス情報の内容: 0:アシスト無効 1-3:フライトモード番号 4:フェールセーフ - これまで3軸全ての値から計算されていたG-forceの値に加えて、Z軸のみの負荷値を選択することができます。これにより正負荷挙動時の負荷はプラスの値で、逆方向の負荷はマイナス値として表示されますので機体にかかるGを把握しやすくなります。
使用する場合は Use signed value (Gz axis)にチェックを入れてください。
- 飛行機:トレーニングフライトモードが修正されました:トレーニングモードの安定化は通常モードと同様ですが、最大ロール角及びピッチ角に制限が加わり、緩やかな挙動で水平飛行に復帰します。
- 飛行機:Horizon(水平飛行)モードが修正されました。通常飛行モードと同様の安定化に加え、自動的に水平飛行に復帰する機能が追加されています。水平飛行への復帰強度はConfiguration(コンフィグレーション)のAirplane Setting (エアプレーンセッティング)で指定可能です。
Self-leveling factorで強度を設定してください。
- 飛行機:ターンアシスト機能が追加されました。この機能を使用すると初心者がエルロン操作のみで任意の飛行モード下で旋回を行えます。
設定 - Airplane Settings(エアプレーンセッティング)でTurn assistant のゲインを設定し、フライトモードメニューでUse turn assistant( ユーズターンアシスタント)の項目にチェックを入れることでそのフライトモードでターンアシスト機能が有効になります。
この機能の強さは飛行機の速度に依存する(スピードが上がるほど値は小さくなる)ので、最適な値を得るためには細かいチューニングが必要です。最初は低い値から徐々に値を増やしていってください。
- 飛行機:新規に2D Stabilization mode(2Dスタビライゼーションモード)が追加されました。このモードでは機体の姿勢は最大ロール・ピッチアングルによって規制され、スティックの動作はピッチとロールに対応します。オプションとして、ターンアシスタント機能を有効にして円滑なターンを実行することをお勧めします。
- 内部イベントのログ機能を追加しました。
- デバイスエクスプローラーで受信機からの各チャンネルの出力値%を表示できる様になりました。
Configuration > REX A Outputs menu (コンフィグレーション > REX A アウトプットメニュー)
- マルチコプター: 起動後にESCの自動キャリブレーションを可能にする機能が追加されました(BLHeliファームウェアでテスト済み)注: 全てのESCでの動作は保証できません。
手順:
- 常に最初にプロペラを外します。
- Device Explorer > REX A > Configuration > Multicopter Settings (デバイスエクスプローラー > REX A > マルチコプターセッティング)で Calibrate ESCs after restart … (キャリブレートESCアフターリスタート)の欄にカーソルを合わせてEnterを押します。
- 確認画面が表示されるのでF5(Yes)を押して確定します。これで受信機はリブート(再起動)待ちとなり、ステイックの入力を受け付けなくなります。
- 受信機が再起動し、初期化が行われると全てのモーター出力ポートからフルスロットル値(1.9mS)を5秒間出力します。その後今度はスロットルオフ値(1.0mS)を出力します。この様にして、一度に各モーターの始動速度と回転速度を設定することができます。
- キャリブレーションによって最低回転時のスロットルポジジョンが変更されますので、Minimum running throttle(ミニマムランニングスロットル)で値を調整してください。
- マルチコプター: X8タイプの機体に対応しました。(4軸上下反転タイプ)
- 飛行機:横向き270°搭載を追加
旧バージョンからの変更/修正点
- Calibrate Accel (キャリブレートアクセル) メッセージが加速度計のキャリブレーション後にも繰り返し表示される不都合を修正。
- 起動後の初期化時の静止状態で微細な振動に対する耐性を高めました。
- EX Busモードでフルに24チャンネルを使用する場合、最大16チャンネルのジャイロ効果が有効なチャンネルに加え、残りのジャイロなし8チャンネルも出力可能になりました。 これでセントラルボックスは完全な24チャネル対応になりました。
- セントラルボックスなどで使用するEX Busモードで、REX Aのフェイルセーフ設定にしたがって動作するようになりました。Configuration > Stabilization Settings/Flight Modes menu (コンフィグレーション > スタビライゼーションセッティング >> フライトモードメニュー)
- インテリジェントフェイルセーフがセットされている場合、受信機からの信号が途絶えた後もEX Busからの出力は常にジャイロ効果が有効になります。
- インテリジェントフェイルセーフがオフになっている場合、受信機及びオプションのPPM受信機からEX Busへの出力はストップされ、セントラルボックスの第二シリアルポート入力信号が有効になります。
- JETI Studioでのインポート機能が使用可能になりました。
- Aerobatics factor (スティックプライオリティ))のデフォルト値を100%にしました。REX Assist Configuration > Airplane settings (コンフィグレーション > エアプレーンセッティング)
- JETI Boxでの初期化に完全初期化(Format: フォーマット)メニューを追加しました。PresetToSetup (Factory default) と PresetToSetup (Format)。 Formatを選択すると受信機内の全てのセッティングが消去され、バインド情報もクリアされます。
- 飛行機:エルロンのジャイロ効果をフライトモード毎にオフにできる様に修正しました。
- マルチコプター:サーボ出力を有効にしました。
- サブ受信機からのPPM出力が途絶えた場合に、ローシグナルアラーム(S)が出力される様になりました。モールス信号文字(S)は固定です。送信機のTimers/Sensors > Alarms >> Morse Code Alarmsで(S)にアラームを割り当ててください。
- 飛行機:マルチコプターで有効なスティック操作による(アームド)を無効にしました。
- 以前のバージョンで散発的に発生したEX Busデバイスの瞬断の防止措置を講じました。
- マルチコプター:Yタイプヘキサコプターのモーター回転方向の表示を修正しました。
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