今回は、図のようにスティックポジションスイッチにオンオフに異なるポジションを設定してみましょう。
このようなスイッチの機能をヒステリシス(応差)機能と呼びます。
今回は、エレベータースティックにこの機能を使って、ヒステリシススイッチを作ります。エレベーターハイでオンになり、10%より下にスティックが下がった時にオフになります。
JETIにはロジカルスイッチ(Logical Switches)という機能があり、非常に幅広い設定ができるようになっています。
それではこの機能を使ってエレベータースティックにヒステリシス機能を設定してみましょう。
今回は、次のような2つのロジカルスイッチを使用します。
片方は、メイン(実際に割り当てるスイッチ)
もう一方は、メインスイッチの条件としてサブ的に使用するロジカルスイッチになります。
ロジカルスイッチ | コントロール1 | 条件 | コントロール2 | 備考 |
ELEV-Main | エレベータースティック [ X > 10 % ] | AND | ELEV-Subが不成立 | このスイッチが実際に使用するスイッチです |
ELEV-Sub | エレベータースティック [ X < 95 % ] | AND | ELEV-Mainが不成立 | このスイッチでオフ側の応差を作ります |
ロジカルスイッチL1 [ELEV-Main] の設定内容です。
[L2] には [ELEV-Sub] が設定されています。
ロジカルスイッチL1 [ELEV-Main] の[Control 2] 設定画面です。
成立条件は、[ELEB-Subが不成立] ですので、
[Control 2] で指定する [L2] はリバースにします。
ロジカルスイッチL2 [ELEV-Sub] の設定内容です。
[L1] には [ELEV-Main] が設定されています。
ロジカルスイッチL2 [ELEV-Sub] の[Control 2] の設定画面です。
成立条件は、[ELEB-Mainが不成立] ですので、
[Control 2] で指定する [L1] はリバースにします。
設定が終わったら、エレベータースティックを動かして、
ロジカルスイッチL1 [ELEV-Main] の動きをチェックしてください。
エレベーターハイでオンになり、10%より下にスティックが下がった時にオフになっているはずです。
実際に使用する場合は、ロジカルスイッチL1 [ELEV-Main] をコントロールとして割り当てます。
さらにこのロジカルスイッチをさらに別のスイッチと組み合わせて新たなロジカルスイッチを作ることも出来ます。
まさに無限の自由度ですね!
それでは楽しいフライトを!
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